化粧品にコエンザイムQ10が配合される量はどの程度が一般的?

ドラッグストアをのぞいてみると、コスメコーナーにはとてもたくさんの製品がコエンザイムQ10の名前を掲げています。
ハンドクリーム、化粧水、美容液、乳液、フェイスマスク、入浴剤にまで配合されているものもあるほどです。
肌の細胞に働きかけて細胞を活性化させるため、コラーゲンの新陳代謝も活性化し、肌のハリとツヤをよみがえらせてくれる効果を期待されています。
また、皮膚の活性酸素によるダメージを細胞レベルで回復してくれるような、そんな万能薬的に感じている方が多いかもしれません。

コエンザイムQ10の働きは1957年にウィスコンシン大学で発見されました。
世界で初めて大量生産に成功したのは1967年の日清ファルマという日本企業でした。
それから次々と新しい製造方法が開発され、薬品として、またはサプリメントとして、そして化粧品として工業製品化されるようになりました。
まだ人の手に届くようになってから50年もたっていない新しい成分です。
1973年にうっ血せい心不全の治療薬として、つまり医薬品としての認可が下りました。
1990年代には一般用の医薬品としてドラッグストアで製品が並ぶようになりましたが、「化粧品は、医薬品の成分などを配合してはならない。」とされているので、各化粧品会社のコエンザイムQ10が含まれる化粧品については一時指導を受ける様な事がありました。

その後、2001年に食薬区分が改正され、2004年の化粧品基準が改正されてから今の様に多くの製品が作られるようになりました。
日本で製造販売される化粧品に配合される成分は全て薬事法で厳しく決められています。
薬事法というのは「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」「医療器具」の4種類についての安全性と有効性の確保のために必要な法律だと規定されています。
消費者が困らないように製造販売する会社の責任を追求する法律で、ドラッグストアに並んでいるシャンプー・歯磨き粉・ローションなどは全てこの法律に決められた成分量と表示がなされています。
そして、薬事法により化粧品としてのコエンザイムQ10の含有量は0.3%までとなっています。

すばらしい効果が魅力的な成分ですが、あくまで化粧品です。
医薬品ではないので、劇的な変化を期待することはできないので注意しましょうね。
コエンザイムQ10で得られる効果についての記事も参考にご覧ください。